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人間が一生に風邪をひく平均回数は200回と言われているそうです。特に冬の季節は風邪がひきやすい季節ですよね。

これは、空気中の湿度が関係しています。空気が乾燥しているとウイルスが空気中に漂いやすくなり、湿度が高いとウイルスは水分にくっつき、その重さで下に落ちます。ですので、空気が乾燥している冬の季節は風邪が引きやすくなってしまうのです。

では、名医は風邪を引いたときどのように対処しているのでしょうか?気になります。『林修の今でしょ講座』でその内容を放送していましたのでまとめてみました。どれも身近にあるもので手軽にできる方法ばかりです。参考にしてくださいね。

しっかり手を洗う

しっかり手を洗うのは風邪を予防する為に大切なのはご存知かとおもいますが、風邪を治すためにも効果的なんだそうです。

風邪のウイルスと闘っている時に、手を洗わないでいると、さらに細菌やウイルスが体内に入ってきて風邪が悪化し治るのが遅れてしまいます。そうならないためには、しっかり手洗いをしてウイルスや細菌がカラダに入って来ないようにするのが重要なんですね。

名医が行っているきれいに汚れを落とす効果的な手洗いの方法を紹介します。指を真っ直ぐ伸ばしたまま両手を擦って洗うと、指の関節のところのシワに汚れが残ってしまいます。野球のボールをつかむように手の指を丸めてシワを伸ばして洗いまましょう。さらに、一本一本を丁寧に洗って行きます。

お茶でうがいをする

うがいは風邪を予防するのに効果的です。静岡県のある小学校では水飲み場の蛇口からお茶が出るという学校もあるんですよ。このうがいは風邪をひいても早く治す為に効果的なんです。

風邪をひくと、のどが渇いて菌が付きやすくなり炎症を起こしてしまいます。そこで、お茶でうがいをすると消毒したり治す作用があります。緑茶には殺菌作用があり、ウイルスや細菌が侵入しないように作用するカテキンが豊富に含まれています。

お茶の効果的なうがいの方法!

効果的に緑茶でうがいをするポイントがあります。実はカテキンの含有量はお茶の温度によって変わるそうです。70℃くらいの高い温度でお茶を入れると、カテキンの量が増えるそうです。高い温度で入れたお茶を一度冷ましてからうがいをしてみましょう。

市販のうがい薬ではダメなのか?

病院で処方される風邪薬は殺菌作用が強いので、強い感染の時は処方されたうがい薬が良いですが、うがいをしてもその後、のどが渇きすぎてしまうそうです。市販のうがい薬を使った場合は、その後、もう一度水でうがいをすると潤いが保たれるそうです。

高熱ができた時の対処方法

風邪をひいて熱が出た時、防御機能を高めるために体を温かくして体温を上げる事が大切になります。直ぐに熱を下げようとすると、体の中で細菌やウイルスが増えてしまい、風邪を長引かせる原因となってしまうのです。

ですがあまり体温が高くなると、今度はトラブルとなってしまいます。そんな時、熱を下げるために子供の頃に良くお母さんがおでこにタオルをあてて冷やしてくれた記憶がある方も多いかと思いますが、実は、おでこを冷やすと、頭痛が和らいだりスッキリした気持ちになりますが、熱を冷ますことに関しては、あまり意味がないんだそうです。

おでこに冷たいタオルなどを置いても直ぐに温まってしまいます。そこで名医は、体の熱を下げる為にどこを冷やしているのかと言うと、太い血管が皮膚の近くで走っている、首のまわり、脇の下、モモの付け根、おへその上、などを冷たいタオルや冷たいペットボトルで冷やしているんだそうです。

大きな血管を直接冷やすことで一気に体温を下げることが出来るんだそうでが、これは、38,5℃以上の高熱がでて解熱剤などが無い時、水で濡らしたタオルなどで5分~10分位冷やすと良いそうです。

また、この冷やす箇所は、冷え性対策の場合も応用できて、からだを温める時にカイロを大きな血管があるお腹の上や足の付け根に張ると身体を温めるのに効果的なんだそうですよ。

風邪を治すのに最も重要な睡眠

風邪を治すのに名医が最も重要と答えたのが睡眠です。良い睡眠をとることで、免疫力を活性化し体を治す良い方向へ働きかけてくれる副腎皮質ホルモンが体の中で分泌されます。この副腎皮質ホルモンをより多く分泌させることが、早く風邪を治すことに繋がります。

ですが、風邪をひいている時は、咳や鼻水や鼻づまりで良く眠れませんよね。良い睡眠をとるには、横を向いて空気の通り道である気道を確保すると呼吸が楽にでき、グッスリと眠ることができ良い睡眠をとることが出来るそうです。

さらに、寝る時にはマスクをして寝ましょう。自分の息の湿気がのどや鼻の粘膜を乾燥から守り潤してくれるそうです。

風邪の時の病院選びについて

風邪を引いた時は、症状によって病院を選ぶといいそうです。例えば、耳鼻科では、直接鼻を掃除してきれいにしたり、のどに薬を直接塗って治療をする事ができます。のどの痛みや鼻に症状がある場合は、耳鼻科に行って診てもらうと早く治すことができます。

また、咳だけや頭痛、高熱、お腹が痛いなどの場合は肺など全身を診てくれる内科で診てもらうのが良いそうです。