2017年8月22日のTV番組『たけしの家庭の医学』では、東京都健康長寿医療センター 副院長 原田和昌先生の解説で、心不全を予防する心臓を柔らかくする物質「SOD」の効果や分泌させる方法を放送。その内容をまとめています。

心不全が発症してしまう原因

みなさん、年齢と共に心臓の筋肉は硬くなり小さくなっていることをご存知でしたか?

心臓の筋肉は30代から徐々に硬くなっていくそうです。そんなに早くから硬くなりはじめるとは・・・私も番組を見るまで知らなくて、TVで聞いてビックリしました。

若い時の心臓の筋肉は、例えると軟式テニスのボールのようにしなやかでしっかり拡張ができるようになっているそうです。それが、年齢とともに硬式テニスのボールのように硬くなってしまうそうです。

元気な時の心臓は、上の左心房から下の左心室まで血液を流して、心臓全体が元気に拍動しています。

しかし、年齢と共に心臓の筋肉が硬くなり、若い頃のように元気に動けなくなってしまいます。すると1回の拍動で送り出す血液の量が減少してしまうのです。

血液には、私達が生きる為に必要な酸素や栄養素が含まれており全身に届けなければなりません。ですが、血液量が減少してしまうので、酸素や栄養分が全身で不足してしまうのです。

そのため、少し運動をすると直ぐに息が切れてしまったり、疲れやすくなるなど、さらには、重度の心不全になり突然死招くことになってしまうのです。原田先生の話では、一生のうちで5人に1人が心不全を起こすと言われているのだとか。

1日で心臓から送り出される血液の量はドラム缶35本!

健康で正常な人の場合、1日に送り出される血液の量は、なんと約7000L!ドラム缶35本分なんです!すごい量ですね。

ですが、心臓の筋肉が硬くなると、ひどい人では1/3にまで減少してしまうそうです。そうなってしまうと酸素や栄養が行き届かなくなってしまいます。そうならないためにも、心臓の筋肉を柔らかくすることが大切なんですね。

それには、SODという酵素の一種をたくさん分泌させることができれば、心臓を柔らかくすることができる可能性があることがわかってきたそうです。

心臓の筋肉を柔らかくするSOD酵素の効果

山形大学が2016年10月に発表した最新の論文によると、60代の男女3000人に協力してもらい、SODが分泌出来ている人と、そうでないグループに分けて10年間の追跡調査を行ったそうです。

すると、SODが分泌出来ているグループの心不全で亡くなった方の人数は、そうでないグループと比べると、明らかに少なくわずか1/6だったと発表。

それだけではありません。世界中でSODの効果が発表されており、アメリカ国立老化研究所の研究によると、人間を含む数種類の哺乳類のSODを測定したところ、SODが多いほど寿命が長いと発表したそうです。

そこで番組では、哺乳類の犬、猫、サル、ハツカネズミ、馬、人間のうち、どの動物が一番SODの量が多いのか測定しました。その結果、一番SODの量が多かったのが人間でした。人間で良かった!

【SODの量が多い順位】

  • 1位 人間
  • 2位 サル
  • 3位 馬
  • 4位 猫
  • 5位 犬
  • 6位 ハツカネズミ

何だか、平均寿命と比例しているとおもいませんか?

しかし、SODが豊富な人間でも40歳を過ぎると急激に減少してしまいます。では、SODを増やすにはどうしたらいいのでしょうか。

SODを増やす方法!

実は、その方法は運動です。「運動は苦手!」と言う人も多いかと思いますが、激しい運動をする必要は全くありません。

ウォーキングや軽いジョギングなどで十分なんだそうです。

番組でも、一番SODが多かった人は、熱海に住んでいる方で、熱海は坂の多い街です。その方は、坂の上の方に住んでいて、毎日、買い物の為に当たり前のように坂道や階段を歩いていたんです。

ゆっくり、階段や坂道を歩く事で体重をかけるので負荷がかかり、それでSODが多いと考えられるそうです。

ドクターがおっしゃるには、大事なのは「適度に」体に負荷を与える運動をすることで、適度とは、話ができる程度でカラダを動かすことなんだそうです。

さぁー今日から、適度な運動はじめましょう!