首の痛みや肩こりで悩んでいる方は多いですよね。頭の重さは5~6㌔もあると言われています。それを支えているのだから首や肩に負担がかかり痛みを起こしやすいのかもしれません。
ところが、先日テレビを見ていたら川崎市立多摩病院 神経内科 部長 堀内正浩先生が番組に出演、その際に肩こりの原因は脳の誤作動によって痛みを感じるという新事実を話していました。
もちろん、全ての人が脳の誤作動が原因で肩こりがあるわけではありませんが、慢性的に肩こりで悩んでいる人に多い原因だと堀内先生は反されていました。その内容をまとめています。
脳の誤作動で起きているのか、その見分け方は
脳の誤作動で起きているのが見分けるには、身体の傾きがあるか見つける事なんだそうです。
実は脳の誤作動にはドーパミンが関係しているのです。ドーパミンは私たちの身体のなかで様々な役割をおこなっていますが、その中に筋肉を動かすように指令をだしているのもドーパミンなんです。
例えば、腕を上にあげる時の場合、脳からドーパミンが分泌され信号が送られます。それによって筋肉が収縮され腕を上げる事ができるんだそうです。このようにドーパミンが全身の筋肉の動きをコントロールしているんですね。
ところが、脳で誤作動が起きると、常にドーパミンが分泌されてしまいます。すると筋肉を収縮をするように送る信号が常に肩や首の筋肉に送られぱなしになるので、筋肉が緊張状態になり身体が傾き、慢性的な肩コリになると考えられているそうです。
なぜ脳が誤作動を起こすのか?
例えば、顔が右を向いた姿勢を長年過ごしていると、脳が「この姿勢が正しい」と勘違いをしてしまいます。すると、正面を向いているときも、脳が右向きが正しいと誤作動をおこしてしてドーパミンが分泌されるのです。
すると右肩の筋肉が収縮して身体が右に傾きます。その右向きの姿勢を維持するために、ドーパミンはさらに分泌され首や肩の筋肉が常に緊張して肩こりに襲われるようになってしまうのです。
その対策はワイヤーのハンガー!
クリーニングでついてくる、ワイヤーのハンガーを使います。
ハンガーの下の部分の真ん中を内側にへこませます。右側の肩が痛い人は、へこませた部分が左のこめかみにあたるようにハンガーをかぶります。※この時少し斜めにかぶると、こめかみにあたるようにかぶれます。
そのまま目を閉じてリラックスしてください。すると自然に首が左に傾き筋肉の緊張が治まるそうです。これは、ハンガー反射を利用した治療方法。
こめかみをハンガーで刺激することで、首の左右にある首を支えている胸鎖乳突筋が緩み肩の緊張がほぐれるそうです。
右に傾いている人は、左のこめかみを刺激して肩の筋肉をほぐし、左に傾いている人は右のこめかみを刺激することで肩の筋肉がほぐれ肩こり解消に期待できるのです。1日10分を朝と夜行うといいそうです。
また、そこに昼間15分の昼寝をすると脳が休まり、ドーパミンの異常な分泌が減少して僧帽筋の緊張が和らいでくれるそうです。
慢性的な肩こりや首痛で悩んでいる方は、是非、ためしてみてくださいね。