「自分は大丈夫!」そう思っている方は多いかと思いますが、現在、日本人の8人に1人が慢性腎臓病と言われており、その数は年々増えているそうです。

腎臓病が進むと、人工透析や腎臓移植を行わなくてはならなくなります。そして、さらに命にかかわる脳卒中や心筋梗塞を発症してしまうリスクが高まってしまいます。

腎臓病が怖いのは自覚症状がないことです。
しかも、一度悪くなるとそこから良くなることはありません。それ以上悪化させないようすることがベストだと言われているんです。

ですから、しっかり自分で腎臓の事を知って、腎臓病にならないように予防することが大切なんですね。ここでは、腎臓の働きや腎臓病が発症しないように予防する方法をまとめています。

腎臓の働き

腎臓の大きさは大人の握りこぶし1つ分程度。場所は背中の腰よりも少し上に2つあります。

腎臓の働きは、体の中の血液をろ過してカラダの中で不要になった老廃物を取り除き、尿として排出しています。

その時、体に必要なタンパク質などの栄養素は血液中に戻してします。その量は、1日約150L!もの凄い量の血液をろ過しているんですね。

腎臓病を発症すると

腎臓病が進むと腎臓として機能しなくなってしまいます。そうなると、腎不全と診断され人工透析をしなくてはなりません。

人工透析では、腎臓の代わりをしてくれる機器を使い4時間位の時間をかけて血液の中の不純物を取り除く治療をおこないます。

この人工透析を行わないと、尿が出ないので尿毒症になってしまい、意識障害やけいれん、吐き気やむくみなど、体にさまざまな症状が現われ死亡してしまいます。

ですので、人工透析は生きるためには欠かせない治療で一生続けなくてはならないのです。

人工透析は、その患者さんの状態によりますが、週に2回~3回人工透析を行っている専門の病院に通わなくてなりません。

また、慢性腎臓病になると、タンパク質やカリウムなどを控えなくてはならなくなり、食事も果物や野菜など制限されるようになり食べれるものが少なくなってしまいます。



腎臓病にならないように予防するには

症状ですが、自覚症状が出にくいので、脚のむくみや倦怠感などの自覚症状があって病院にいくと既に進行していている状態がほとんどだと言われています。

その為、腎臓病は症状が無いうちに気が付くことが大切になります。それには、現在の自分の腎臓がどんな状態かを知る必要があります。その方法は尿検査です。

尿検査で分かる事

尿検査をしたときに注意してチェックするのは「たんぱく尿」です。

腎臓が傷つくと、ろ過能力が衰えてしまい、正常なら血液に戻るたんぱく質が戻らないで、尿にタンパク質が漏れて出てしまいます。これがたんぱく尿です。

たんぱく尿が出ていても、多くの場合自覚症状が無いと言います。ですので、定期的に尿検査をすることが大切になります。

しかし、尿検査でたんぱく尿が出ることは健康な人でもあります。例えば、激しい運動をした後や風邪を引いて発熱がある時などはたんぱく尿が出ることが良くあるそうです。ですので1回出たからといって腎臓病とは限りません。

ポイントは、何回も尿検査を行い、繰り返したんぱく尿が出たら慢性腎臓病の疑いがあります。

クレアチニン検査

そして、もう一つがクレアチニンと言う物質を調べる血液検査です。

腎臓がしっかりろ過を行っていれば、血液中にクレアチニンと言う物質はもどりません。しかし、腎臓が傷つくとろ過能力が低下し、血液にクレアチニンが戻ってしまいます。つまり、血液検査をしてクレアチニンと言う物質が血液中に多ければ腎臓が傷ついている可能性があります。

クレアチニン検査の値を使って、さらに腎臓機能であるろ過能力を調べます。その数値を「eGFR」と言い、その数値が60未満だと慢性腎臓病の疑いがあるのです。

クレアチニン検査を定期的に行う事で腎臓の状態を知ることができます。ですが、このクレアチニンが入っているかどうか調べる検査は一般的な血液検査には入っていません。※地域によっては行ている都道府県があります。

自己負担でクレアチニン検査を行うと5000円~10000円。人間ドックでは入っていることが多いそうです。

減塩 

塩分の濃い料理は腎臓機能を悪化させます。実は、腎臓病と塩分は深く関係しているのです。

腎臓でろ過を行っている場所が糸球体といわれるところで細い血管が集まっています。塩分を摂り過ぎると、血圧が高くなります。すると、その糸球体の血管の壁に圧力がかかってしまい傷ついてしまいます。その結果、ろ過する機能が悪化してしまうのです。

ろ過する機能が衰えてしまうと、塩分が排出しきれなくなり、さらに血圧が高くなり悪循環の繰り返しになってしまいます。減塩を心がけることで、腎臓機能を守る事ができるのです。

1日の塩分摂取量の目安は6g未満とされています。※ナトリウムから塩分をだすには ナトリウム×2,5が塩分量になります。

慢性腎臓病の危険因子と言われているもの

高血圧、糖尿病、喫煙、肥満、脂質異常、高齢、家族歴などがあります。高齢と家族歴を抜かした、5つには共通しており、どれも血管を傷つけています。

家庭に体重計・血圧計を準備して、自宅で毎日測り現状を把握することが大切になります。




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