アルツハイマー型認知症とは?

65才以上の10人に1人がアルツハイマー型認知症と言われており、日本国内の患者数はおよそ462万人。10年後には65才以上の高齢者の5人に1人は認知症を発症されると予測されています。

アルツハイマー型認知症は、脳の中で老廃物が溜まり情報を伝達している神経細胞を破壊し、その結果脳が委縮してしまい、言語や行動などに障害が伴う病気。

例えば、記憶を司る海馬が委縮してしまうと記憶力の低下が進んでしまったり、
大脳皮質と言う脳の外側が委縮すると日付や場所が分からなくなるなどの認知能力が低下してしまいます。

このアルツハイマー型認知症の症状を早期に分かるためには、なにを気にしていたらいいのでしょうか?

専門家の話では、一番最初にあらわれる症状の一つとして嗅覚の低下が多くみられるそうです。臭いが分からないために、腐った食べ物を食べてしまい、吐いてしまったり、下痢することがあるそうです。

実際に、アメリカのラッシュ大学医療センターで高齢者600人を対象に5年間わたり調査をした結果、嗅覚が弱かった人は認知症機能悪化のリスクが1,5倍高まったと発表されています。

その対策として鳥取大学の浦上克哉教授は、20年にわたり研究を重ね、アロマオイルを使用して認知症の改善に効果があると発表されています。

また、国立精神・神経医療研究センターが、毎日30分以内の短い昼寝をすると精神的肉体的なストレスを和らげ脳の働きも活発になることでアルツハイマー病のリスクが5分の1に減ると発表しました。

しかし、この昼寝には注意点があります。60分以上昼寝をすると逆に発症してしまうリスクが上がってしまうそうです。くれぐれも寝すぎないように注意をしなければなりません。

その他にも、夜の睡眠の質が悪い人は、ぐっすり眠れて良い睡眠をとっている人に比べてアルツハイマー病になるリスクが5倍以上になると発表されているそうです。

何はともあれアルツハイマー型認知症は早期での発見が重要です。それによって進行を遅らせることもできます。そうなると気になるのは検査方法です。現在はどのような認知症検査が行われているのでしょうか?

認知症の検査方法

高齢化が進み大きな社会問題の一つであるアルツハイマー型認知症。
現在、主に行われている検査は以下の3種類。

1:MMSE
これは、言語、記憶力、計算力、見当識を見極めるためのテストです。口頭による質問形式で30点で満点。それで判定しますが、21点以下の場合は認知症の疑いが強いと判断します。

2:脳のMRI
脳の形を調べる形態画像診断。脳全体や記憶を司る海馬の委縮の度合を調べます。

3:血液検査
そして、注目は血液検査。今年4月に始まった最新の検査で血液中の3種類のたんぱく質を調べる事で将来の認知症リスクが分かる検査です。

どんな検査なのか、もう少し詳しく説明すると、血液中に含まれる、アポリポタンパク質、補体タンパク質、トランスサイレチン、この3つのたんぱく質が
アルツハイマーの原因タンパク質と言われているアミロイドベーターペプチドと言う原因物質を撃退してくれる働きをします。
ですので、先ほどの3つのたんぱく質が多ければ認知症になりにくいとされています。
しかも、その血液検査の制度は80%の精度と言うから凄い。

判断は4段階になっています
A:問題なし
B:リスク小
C:ただちに予防
D:危険
この血液検査は2015年4月から約600の医療機関で検査が可能になったそうです。

認知症は一度症状がでてしまうと、現在の医学ではその進行を抑えることはできても、症状をとることができないそうです。

血液検査などで将来認知症になるリスクを知ることができれば対策をすることで認知症を予防することができます。
少し不安でこわいですが勇気をだして一度検査をして見ましょう。

アルツハイマーを予防対策

先ほどの血液検査も認知症になるリスクを知ることで予防につなげる事ができますが、認知症は生活習慣を見直すことでもそのリスクを下げる事ができます。

1:その一つがお酒、
お酒を過剰に飲むことで、認知症をはじめその他の病気を引き起こす要因となります。お酒の飲み過ぎに注意しましょう。
1日に日本人がアルコールを摂取する適量は以下の通り

  • ビール :中ビン1本程度(500cc)
  • 日本酒 :1合~2合>
  • 焼酎  :半合弱
  • 赤グラス:グラス2杯程度

2:次に運動です。
神奈川県では認知症予防するために3033運動を推奨。その3033運動は、1日30分、週に3回、3か月続ける。
運動を、生活の一部にすることで、生活習慣病の予防、筋肉維持、ストレス解消にも効果が!

また、薬指を動かすことでも認知症の予防になります。そのトレーニング方法を紹介します。
両手の指先を合わせ、その時、薬指だけ少し離し、右と左の薬指同士がぶつからないようにクルクル回します。

この指の運動を1日30秒を目安に行えば、認知症の予防に期待できるとのことです。
これは、普段使わない薬指を意識的に動かすことによって、脳の神経細胞ニューロンが脳を活性化し老化を食い止めることが目的。

3:そして感動する
涙が出るほど感動する事も大切なんだそうです。話題になっている映画やドラマを見て大いに泣いたり笑ったりしましょう!

まとめ

最後になりましたが、今、脳に関する一冊の本が話題になっているそうです。その本のタイトルは『生涯健康脳』。
この本の著者は東北大学加齢医学研究所 脳医学者 瀧靖之ドクター。

瀧先生はこれまでに16万人以上の脳画像を見てきたドクターで、
日常生活で本当にささやかなことを実践するだけで生涯健康な脳を保つことができる事が研究で分かってきたそうです。
その瀧医師が推奨する4つの生活習慣を紹介します。

【生涯健康脳を作る4つの習慣】
①運動が記憶を助ける
これまでは加齢によって脳は衰えると思われてきました。ところが、記憶を司る海馬は散歩やジョギングなどの有酸素運動をすることで年齢に関係なく大きくなる事が分かってきたそうです。
これは、運動をすることで血液中に海馬を大きくする物質が発生する為なんだそうです。
どの位の有酸素運動が必要かと言うと、1日30分が理想ですが、なかなか時間が出来ない人は、出勤する際に一駅先まで歩くとか、階段を利用するなどでも効果的だと言います。

②アルツハイマーは質の良い睡眠で防げ
人間は寝ているときに脳の要らなくなって老廃物を血液中にながし尿として排泄しています。実は、アルツハイマー病の原因の物質アミロイドベーターが睡眠中に排出される老廃物から見つかったそうです。
質の良い睡眠をとれば、それだけアルツハイマー病の原因物質アミロイドベーターが排出されることになります。

③認知症を予防するにはいつも違うことをする
例えばいつもの違う道で帰宅する。食べたことのないものを食べる。使い慣れたペンではなく違うペンを使う。などこのようなことをするだけで脳が活性化される。

④健康脳は音楽が最も効果的
昔の歌をうたうことで、記憶が掘り起こされ海馬が刺激される。楽器を演奏したりすることも効果的なんだそうです。

いかがですが、これなら簡単に出来そうですよね。早速今日から健康脳を作る習慣を取りいれ認知症なんか寄せつけないようにしましょう!