疲労回復専門のドクター梶本修身先生の話によると、日本人の50%が疲労を抱えているそうです。疲れは、からだを使った体力的な事だけではなく、精神的な事や脳を使った時も感じますよね。そんな毎日の疲労を解消するために、一番、手軽な方法が入浴です。

ですが、そのお風呂の入り方によっては、さらに疲れてしまう事もあるそうです。ここでは、入浴医療の第一人者である国際医療福祉大学教授 前田眞治先生がTV番組『林修の今でしょ講座』で話していた、疲れが取れる入浴方法と、逆に疲れるお風呂の入り方を紹介します。



疲れがとれる入浴方法

体力も消耗しないで肌荒れも予防するベストな入浴時間は、41℃位のお湯に10分か入るのがベストだと言われているそうです。

そのほかにも、温度差があるお湯を交互に浴びる。温かいお湯は血管を広げ、ぬるい水は血管を縮めます。これを交互に行うとポンプのような働きをして、お湯の温度差が体に刺激を与え血流が良くなったり、血管の弾力性が生れて良い効果があるそうです。

また、疲労物質である ”乳酸” が血液によって肝臓に運ばれやすくなり、グルコースに変化することで疲労回復が期待できるそうです。

ですが、あまり温度差があると血管に負担をかけてしまうので冷水ではなく、血管に負担をかけないために30℃くらいのぬるめの水を使いと良いそうです。

前田先生が行ている入浴方法は、41℃のお湯に3分入り、その後30度のぬるい水を10秒手足にかける。これを3セット繰り返す方法がベストの入浴方法なんだそうです。

さらにおすすめの入浴方法があります。それが炭酸風呂

炭酸風呂と聞くと自宅では難しいのでは?と、思いがちですが、実は、ドラックストアーで手軽に購入できる重層で自宅で炭酸風呂ができるのです。

【自宅で炭酸風呂を作る方法】
お湯200リットルに、食用の重層を大さじ3杯、食用のクエン酸大さじ2杯、入れてください。

なぜ炭酸風呂が疲労回復になるのか

炭酸風呂に入ると、二酸化炭酸が皮膚から血管まで吸収されます。すると、外から二酸化炭素が入ってきた事で、体がその二酸化炭素を早く体から出そうとし、さらに酸素不足だと勘違いして血管を拡張させます。そのため、一般的な水道水の2倍以上血流が良くなるそうです。

夏の疲労を回復する入浴方法

夏の場合は39℃~40℃位の、少しぬるいと感じるお湯に半身浴で入ると血流の流れが良くなり疲労回復につながるそうです。半身浴が良い理由は、下半身を温めるとリラックス効果があるのだとか。

ですが、上半身を温めてしまうと逆に興奮作用が出てくるので、リラックスしたいときは、おへそ位のお湯に入ると効果的なんだそうです。心臓をつけてしまわないようにしてお湯に浸かりましょう。

その時のポイントですが、汗をかかない程度の入浴が良いそうです。汗が流れてきたら注意!体温機能がフル回転しているという合図。カラダが悲鳴を上げている状態なので湯船から出ましょう。

また、良くサウナが好きな人は長時間入っている人もいますが、汗を大量にかいてしまい、体温機能がフルに使われ疲れてしまうので逆効果。汗をかく前の5分位でサウナから出るのが理想なんだそうです。

疲れるお風呂の入り方

前田先生いわく長風呂は疲労の原因になってしまうそうです。

長風呂が疲れる理由

40℃のお風呂に10分以上入っていると500mlとの汗をかいているそうです。30分以上の入浴は長距離走に匹敵するくらいの体力を消耗するそうです。

さらに、肌に含まれている保湿成分セラミドが脂質なので長風呂によって体の外に溶けだしてしまい肌荒れの原因になるそうです。

激しい運動の後は入浴よりもシャワーがおススメ!

また、激しい運動をした際には細胞が傷つき体温が上昇しています。人間の体は体温が上がっているときは、細胞が上手く働かないので、一度普通の体温に下げて細胞を上手く働かせる必要があるのだとか。

ですが、運動の後にお風呂に入ってしまうと体温がもっと上昇して疲れたり、筋肉の炎症も広めることになり疲労回復を遅らせることになります。一時間はクールダウンのために入浴はしない。もしくは、運動の後は体温よりも低めのお湯でシャワーをするのがおすすめなんだそうです。

二日酔いは入浴すると逆効果

二日酔いで入浴すると逆効果なんだそうです!
アルコールは汗では出ません。入浴すると汗で水分が抜けて、逆にアルコール濃度が上がってしまい逆効果になってしまうそうです。

風邪のときお風呂に入ってもいいの?

ところで、風邪の時はお風呂に入らないようにしている人も多いかと思いますが、医学的にはどうなんでしょう?

東京都市大学人間科学部教授 温泉療法のスペシャリスト早坂信哉先生が、風邪が悪化しない正しいお風呂に入り方を伝授していましたのでご紹介したいと思います。

40℃のおふろに肩まで10分浸かる

この温度のお風呂に入ることで、体温が1度上昇することがわっているそうです。実は体温が上がることが重要!

体を風邪などのウイルスから守っている免疫力。この免疫力は体温が37℃~38℃位の時が一番活発になると考えられています。ですので、入浴して体温が1℃上昇したことで免疫力が強くなると考えられているのです。

お風呂の湯気は風邪を治すのに効果的

また、風邪の時にのどから湯気を吸うことで、たんが出やすくなります。このたんは、ウイルスや菌が増える温床。そのため、たんを早く出す事が風邪の治りを早めることにつながるのです。

【注意!】
38度以上の熱がある時はお風呂に入るのは控えましょう。
風邪の引き始めや、治りかけの時はお風呂に入っても問題はないそうです。




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