年齢と共に増えてくる目の様々なトラブル。TV番組「名医の太鼓判」では、鳥取大学名誉教授 玉井嗣彦先生が、疲れ目や老眼の患者さんにオススメしている食べ物として酢納豆が紹介されました。そ期待されている効果と効果的な酢納豆の食べ方を記載しています。

酢納豆の効果

玉井先生の話によると、数年前に目が見えにくくなったと訴える患者さんが先生のもとに診察にこられたそうです。検査をしてみると、その患者さんは網膜血管閉鎖症だと分かりました。

網膜血管閉鎖症とは、目の血管に血栓が出来て血流が悪くなり、やがて出血をおこしてしまう病気。50才以上の人がなりやすく、特に高血圧、糖尿病、コレステロールが高い人がなりやすいと言われています。

玉井先生は、その患者さんに酢納豆をすすめ食べてもらいました。すると、わずか2ヶ月で、0,1だった視力が最終的には1,5まで改善されたそうです。先生によると投薬治療は行っていなかったそうです。

どうして、酢納豆を食べて視力に良い効果が見られたのかと言うと、酢納豆には血流改善と血栓を溶解する効果に期待できるのだそうです。

納豆に含まれるナットウキナーゼが血管壁にできる血栓を溶かす働きがあり、酢に含まれる酢酸が血流を良くしてくれるそうです。

納豆を食べてもナットウキナーゼが血中に入る事は無いという専門家もいるそうですが、玉井先生は臨床研究から効果を確認したのです。

血の巡りがよくなる酢納豆は、老眼、白内障、緑内障にも期待できる可能性があるそうです。

酢納豆の効果的な食べ方

納豆に酢を大さじ1杯入れる。メレンゲのようなフワフワが出てきたら食べごろです。血栓予防のために食べるおすすめのタイミングは、夜がオススメです。

血栓ができやすい時間は、深夜から早朝の時間帯。ナットウキナーゼの血栓を溶かす力は12時間継続するので、夜の時間に酢納豆を食べると血栓の発症を抑制することが出来るそうです。

但し、抗凝固薬を処方されてい方は、薬の効果が弱まる可能性があるそうなので納豆の摂取はやめましょう。